久我山山友会は、山岳部OB会とワンダーフォーゲル部OB会が昭和63年に合併してできた。会として形を整え25年に至るが、元からの歴史は長い。どの部にも伝統というものがある。
祝賀会のスピーチでI新学校長が触れられた「夏山合宿見送り」もその1つだ。伝統の“すいか”の差し入れは今も続いている。かつてその“すいか”を送った者、送られた者同士が年月を飛び越え、上は13期から下は61期までの会員が一同に介し胸襟を開いて語り合う場はまことに貴重だ。
冒頭、物故になられた会員・特別会員の御霊に黙祷を捧げる。当日、K國學院大學理事、K久我山会会長もお迎えし、北は北海道、西は静岡県、その他にも福島県など遠方の参加者も交え、旧交を温める熱き祝宴は続いた。
続く二次会では、15名の予約席に22名の参加。膝触れ合うようなその様はさながら停滞時の大天幕の中の様相を呈し祝賀会以上の盛り上がりを見せた。
総会員数202名(2013.4現在)の小さなOB会であるが、ここまで続けられたのは、母校をはじめ久我山会、歴代顧問の先生方、会員の方々のご支援の賜物である。深く感謝の念を捧げたい。
(報告:山友会運営委員長・37期・深山健太郎)
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