会長あいさつGreeting

令和3年 新年挨拶日々是好日

 新年おめでとうございます。 謹んでお慶びを申し上げます。日頃は同窓会久我山会の活動にご理解とご協力を頂き有難うございます。本年も引き続き宜しくお願い申し上げます。
 昨年は世界的な新型コロナウィルス感染拡大に伴う緊急事態宣言などで、同窓会活動もほぼ休止状態で、会で最も大きなイベントの新年交歓パーティーも中止となりました。そもそも同窓会活動は密接、密集な状態で皆さんが集まることが中心なので、コロナ禍では活動がとても出来難い状態です。
 同窓会の役員会もオンラインで行い、今後の同窓会の在り方を検討しています。その一環として、國清校長とのオンライン対談で母校の近況についてお話を伺う機会を作りました。在校生の在宅での課題、オンライン授業、短縮対面授業の様子や、先生方のご苦労などについて、本会ホームページにご報告しています。ホームページをご覧下さい。 状況により今後も一定の期間を置いてアップデートして行きたいと考えております。
 同窓生の皆さんにおいては、仕事で在宅勤務を余儀なくされオンライン会議や自宅での仕事とプライベートの新たな過ごし方が日常となっている方も多くおられるかと思います。また大学生はリモート授業がほとんど中心で対面授業を受けることもできず、クラブやサークル活動もできず、新入生においては新たな友達も作ることもままならず過ごしている方も多くいらっしゃると思います。人が動かない事での経済的インパクトも相当に大きく、業界によってその経済的状況は違いがあるもののとても大きな打撃を受けています。さらに今後の見通しも立たない状態の業界もあるようです。コロナ禍での厳しい状況は当分続くものと思われます。
 さて、こうした厳しい環境下で、コロナ禍を乗り越えてゆく、ビヨンド・コロナへの考え方として、厳しい日・悲しい日や嬉しい日・楽しい日のどちらもポジティブに捉えて、前向きに新たな日常を作り出す、“日々是好日”の精神で立ち向かうことが大切だなと思っております。
過去・現在・未来の時間軸でやはり、終わってしまった過去のことや予測のつかない未来のことを案ずるよりも、“今”を大切に生きる、一日一日を大切に生きる事がこうした厳しい状況を乗り越える一つの方法ではないかと私は思っております。
 新たな日常の中から、コロナ禍を乗り越えて新たな同窓会活動を見出すとともに、一日も早く皆さまと、対面で密に再会できる日を心より願っております。
 皆様のご健勝と幸多き一年となりますことを祈るとともに、母校の更なる発展を心よりご祈念申し上げます。

(「会報」第59号より転載)
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