会長あいさつGreeting

令和4年 新年挨拶照顧脚下

 新年おめでとうございます。
 同窓生の皆様におかれましては、コロナ感染拡大状況もやや落ち着いているようでもあり、気持ちも新たに新年を迎えられていることとお慶申し上げます。
 さて、本年も残念ながら同窓会最大の活動である新年交歓パーティーを2年続けて中止とせざるを得ない状況となりました。
会場の吉祥寺第一ホテルが春には閉館するとの事で、またコロナ感染拡大防止対策上いつものような会合が出来ないようであり、新しい場所での開催には準備不足となる事も鑑みて、苦渋の選択ですが中止を決断しました。来年には皆さんと対面で、密な同窓会を新たな場所で開催できることを祈念しております。
さて、コロナ禍で非日常を余儀無くされて2年近くになります。世界的なパンデミックの影響で仕事を無くし、廃業や転職を余儀なくされたり、また経済的なダメージを受けた方々や、在宅生活で家事や子育ての負担が更に増え、学生生活もエンジョイ出来ずに苦労されている方など、諸事情を抱えている方が沢山おられるかと思います。
 一方、前向きな面に目を向けると、在宅勤務や在宅授業など以前とは違う生活スタイルが生まれました。移動時間がなくなり自分の時間ができ、超満員の通勤電車に乗らなくても良いようになりました。家族やペットと一緒に過ごす時間が増えてこれまでに気づかなかった楽しみを見つけたり、人それぞれ今までできなかったことができるようになった良いことも沢山あったと思います。
 私は昨年の夏、東京2020パラリンピックのボランティア活動を通して、様々な障害があるアスリートが自分にできることを最大の努力で挑戦している姿にとても感動しました。「出来ない事に目を向けるのでは無く、今出来る事の中で精一杯に挑戦すると言う姿勢」でした。未だ世界的なパンデミックが収まらない中で、同窓生の皆さんが、自分たちに出来ることで最大限の努力をして、成果を生み出してくださることを期待します。 
 同窓会では、出来ることの中で最大の活動を支援・実行を検討しております。同窓生の皆さんは、是非この新たな一年において久我山の仲間との対面での会合を持つ機会を作っていただき、今一度絆を深めていただきたいと思っております。
 皆様のご健勝と幸多き一年となりますことを祈るとともに、母校久我山の更なる発展をお祈り申し上げます。

(「会報」第60号より転載)
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