▲岡野弘彦先生直筆による「久我山音頭」歌碑

岡野弘彦先生 文化勲章受章おめでとうございます

平成3年の文化勲章受章者が発表され、歌人の岡野弘彦先生(文化功労者、日本芸術院会員)が選出されました。誠におめでとうございます。先生は國學院大學名誉教授で、同大學卒業生での文化勲章受章は初めてとなります。付属の久我山中学高等学校ともご縁が深い先生ですが、まずは先生の略歴から。

岡野先生は、大正13年三重県生まれの97歳。折口信夫に師事し、昭和22年から没年まで同居。昭和23年國學院大學国文科卒。44年母校國學院大學の教授。平成7年に國學院大學栃木短大学長。昭和54年から宮中歌会始の選者となり、58年からは宮内庁御用掛(御歌)として、昭和天皇をはじめ皇族方の和歌指導を四半世紀にわたり務められた。皆さんの記憶に新しいところでは、雅子皇后、秋篠宮紀子妃のお妃教育の一つである作歌のご進講が有名です。昭和63年に紫綬褒章、平成10年に勲三等瑞宝章。25年に文化功労者。

先生の短歌は、戦争体験と釈迢空(折口信夫)の民俗学の影響の濃い作風が特徴で、テロや震災への鎮魂の歌にも意欲的に取り組まれた。『折口信夫伝 その思想と学問』で平成14年和辻哲郎文化賞。歌集『バグダッド燃ゆ』で平成18年現代短歌大賞。平成10年日本芸術員会員。

文化勲章の親授式は11月3日に皇居で行われる。

さて、岡野先生と久我山とのご縁についてです。

昭和59年秋に、母校創立40周年記念歌として「久我山音頭」が発表され、その作詞は岡野先生、作曲は市川昭介氏、唄は都はるみさんという豪華版でした。

母校の校門を入った右手の三笹の植え込みの中に、先生の直筆による「久我山音頭」の歌碑が、母校創立50周年記念として建てられています。

また、昭和60年4月に再開された中学校で、男子3学年が揃った昭和63年3月にも、岡野先生が作詞、いずみたく氏が作曲の「久我山中学校の歌」が制定されました。

「久我山音頭」 「久我山中学校の歌」の歌詞は、こちらからご覧ください。

岡野弘彦先生、97歳とご長寿で現在も作歌、執筆の毎日です。
益々のご健勝、ご活躍をお祈りいたします。

(報告:副会長・宮阪光男)

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