久我山会からのお知らせ

真っ赤に燃えたアルプススタンドに校歌が轟く!−甲子園応援記
 

第101回全国高校野球選手権大会(3日目)の8月8日、第3試合は母校久我山(西東京・28年ぶり3度目)と前橋育英(群馬・4年連続5度目の出場)の「関東対決」となった。久我山が逆転劇で7-5で前橋育英を下し、春夏通じて甲子園初勝利を飾った。

初回、前橋育英に先手を取られるも、直後の3回に前橋育英に対して先頭から2者連続安打で無死一、二塁とすると、2番・岡田がヒットを放ちまず1点。さらに3番・神山の犠牲フライで2-2の同点に追い付いた。

7回、久我山は2死走者なしから岡田がヒットで出塁、続く神山もヒット、岡田が生還し再び1点差となった。なおも二塁に走者を置き、4番・宮崎もヒットが飛び出して同点。そして高下もヒットを放ち、久我山は驚異の5連打で一挙3点を挙げてついに6-5と逆転に成功した。

そして迎えた9回、逆に甲子園初勝利にリーチをかけた久我山は高下がそのまま続投し、143球を完投し、7-5で勝利を掴んだ。久我山は6度目の挑戦で悲願の甲子園初勝利を飾った。

久我山の応援席も初勝利に大いに沸いた。三塁側アルプス席には、バスなどのツアーを利用した在校生や家族ら約1200人が集結。それ以外にもOBら大勢が全国から集まり、選手のプレーを後押しした。アルプス席は真っ赤にそまり、初勝利の願いを込めて熱い声援が選手に送られ、球場内に響き渡った。28年ぶり夏の甲子園出場ということでアルプス席は母校久我山を応援する人で上段までいっぱいに埋まっていた。

♪一本出せよ ここで一本出せよ 今日の勝利を取るために♪

大会第8日の8月13日、2回戦第4試合で久我山は、福井代表の敦賀気比と対戦。敦賀気比は序盤から打線が爆発、久我山は19―3で破れた。

久我山は3点を負う一回裏、坂口の内野安打で2点を返し1点差としたが、その後、敦賀気比打線に攻められ差を広げられた。九回に1点を返す意地を見せたが及ばなかった。泥だらけのユニホームで涙にくれる久我山ナインにアルプス席からねぎらいの声が送られた。

28年ぶりの出場で1回戦に春夏通じての初勝利を挙げた「久我山旋風」は2回戦で幕を閉じた。

久我山球児、よくがんばった!この感動をありがとう!

 
 

久我山会の3氏からのメッセージをお届けします。

先ずは、西東京大会優勝直後いただいたメッセージ。野球部OB・OG会の有福典夫会長(12期)から。

≪日を追って1戦毎に上手く、強くなっていく後輩達。そして最高のことを成し遂げてくれました。夏季西東京大会の優勝です。その瞬間私たちOB・OGはもとより、久我山高校の関係者の多くが感激し涙しました!
春の選抜大会とは違い、準備期間が短くいろいろなことに忙殺されています。
甲子園行きの日時は8月3日の抽選会で決まるので、それまではてんやわんやの状態です。 後輩達は都庁訪問、朝日新聞訪問と大変忙しいです。
私もやっと平常心を取り戻しつつあります。それまでは本当に嬉しく、涙するほど感動しました。
強豪校は自前のグラウンドを持ち、練習時間も長くそんな野球に力を入れている早稲田実業、東海大学菅生、創価を破っての栄冠は本当に素晴らしく強豪校と比べて劣悪な野球環境を乗り越えての優勝は、後輩達、指導者に敬意と感謝あるのみです! 本当にありがとう!!≫

そして、甲子園での戦いを終えて、次のメッセージをいただきました。

≪私自身として―
歓喜して、涙して、夢に酔いしれた無上の夏でした!≫

次に、甲子園出場が決まった後、関西在住の同窓生に甲子園での応援要請の通知を出して、当日甲子園に招集してくださった、関西久我山会の細入英二会長(17期)からのメッセージ。

≪8月8日(木)1回戦第3試合 対前橋育英高校 13時30分開始
久我山高校は今まで春3回、夏2回と西東京代表で甲子園に出場いたしましたが、残念ながら1度も校歌を聞くことができず今回はなんとしても初勝利を目指して母校からもアルプススタンドがいっぱいになるくらいの応援体制。また関西久我山会からも多数の卒業生の応援もありました。
序盤は先制を許し苦しい戦いでしたが、7回2死から5連打で逆転し、そのまま7対5で初勝利をあげることができました。記念すべき1勝です。
選手の皆さんの日々のご努力と母校の素晴らしいサポート、OB達の応援により勝利することができ、本当に嬉しい記念に残る勝利でした。
残念ながら2回戦は福井県代表敦賀気比高校に大敗をしましたが、来春の選抜に繋がる貴重な体験だったと思います。有難うございました。≫

最後に、久我山会を代表して、上脇辰三会長(22期)からのメッセージをお伝えします。

≪この夏はいつもより暑い夏となりました。
久我山野球部甲子園出場おめでとうございます。

私も高校野球西東京の神宮球場の準々決勝から優勝までの3戦と甲子園の2回戦の応援に行かせて頂きました。
甲子園の初戦勝利での念願の校歌を、炎天下ずっと応援演奏をしてくれたブラスバンドの皆さん、関西久我山会の先輩達、野球部OBや多くの久我山関係者の皆さんと一緒に歌うことができました。
野球部の快挙に感謝です。
そして甲子園第2戦では残念ながら大差での惨敗でしたが、9回の裏ツーアウトからの追加点は、多くのメディアに取り上げて頂いた様に、久我山の頑張りを見せてくれとても好印象を残してくれました。
野球部のこれからの活躍を多くの卒業生とともに応援しております。
この夏の野球部の甲子園での活躍は、全国的なメディアでの露出(NHK Worldやネット中継で海外もカバー)によって、以外なところで、実は私も久我山の卒業生です! という声を聞く様になりました。
これを機会に、多くの久我山健児のより一層の絆が強まることを願っております。≫

(報告:副会長・吉村&宮阪)
 
 
 
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