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久我山会からのお知らせ

高橋忍氏(31期)が、母校中2男子を対象に「能楽教室」
能楽教室のようす高橋忍氏   高橋忍氏の能楽教室
能楽教室のようす   能楽教室のようす

昨年10月から11月にかけて、母校では男子部中学2年生を対象とした新企画、「能楽教室」が開講されました。その講師をお務めになられたのは、現役の金春流能楽師、煖エ忍氏(31期)。同氏は、これまでにも女子部の「特別講座」において、長年にわたり「能楽」について講義をしていただいています。

この度、「男子教育検討委員会」〔委員長:土屋謙太郎先生(31期)〕の発案により、「中学生の時期に、『本物』の古典芸能にふれることで生徒の興味関心や知的好奇心を喚起すること」、同時に「古典芸能の精神性への理解と体験を通して個々の内面的・精神的な成長を促すこと」を目的として、男子部〔男子部長・教頭:佐藤誠博先生(27期)〕独自の取り組みを立ち上げることになりました。

こうした学校の願いを快く引き受けてくださった高橋氏は、5クラス8コマ、計40時間もの講義(実演含む)全てをお一人で担当してくださいました。これはひとえに、一貫したブレのない指導を実践したいとの意図に加え、「かわいい後輩たちのため」という母校愛があったればこそとお見受けいたしました。

「こうして、母校の後輩の皆さんによる『謡』に合わせて自分が舞うことができるなんて夢のようでありとても幸せな時間でした」

最終授業にて、すっかり暗誦するまでの域に達した生徒たちが声を揃えて謡う中、締めの舞いを披露した煖エ氏は、好々爺の「能面」のようにどこまでも柔和で優しい表情を浮かべていらっしゃいました。

※「能楽教室」の関連記事は こちら(母校公式『久我山の四季』Blog)

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(報告:母校生活指導部長・笠井誠司/31期)
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