平成29度七期会

TBS・佐古忠彦氏(34期)初監督作品の東京上映開始。

TBS報道局の佐古忠彦氏(久我山高校34期生)の初監督作品「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー」の東京上映が、8月26日から東京渋谷のユーロスペースで開始された。

TBS・佐古忠彦氏(34期)初監督作品

この映画は、第二次大戦後の米軍統治下の沖縄で唯一人弾圧を恐れず米軍にNOと叫び、不屈の精神で立ち向かった沖縄のヒーロー瀬長亀次郎を描いたドキュメンタリー。カメジローは演説会を開けば毎回何万人もの聴衆を集め、人々を熱狂させた。彼を恐れた米軍は様々な策略を巡らすが、民衆に支えられて那覇市長、国会議員と立場を変えながら闘い続けた政治家。その知られざる実像と、信念を貫いた抵抗の人生を、JNNの貴重な未公開映像や、関係者の証言などをアメリカ取材も交えて浮き彫りにしたドキュメンタリー作品。

「筑紫哲也のNEWS23」でキャスターを務め、筑紫哲也の薫陶を受けた佐古忠彦初監督のこの作品は、主旨に共感した坂本龍一がオリジナル楽曲を書き下ろし、語りには山根基世、大杉漣が参加している。

佐古忠彦氏は、昭和58年久我山卒の34期生。青山学院大学文学部卒業後、TBSにアナウンサーとして入社、多くの報道番組のキャスターを務め、報道局でプロデューサー、ディレクターとして番組制作にも取り組んでいる。

久我山への母校愛も強く、平成6年秋の母校「創立50周年記念祝賀会」の司会や、平成13年新春に開催された「久我山会結成50周年記念パーティー」の総合司会も務めている。

また、母校での講演も複数回行っており、平成26年秋の久我山祭では主に高校3年生を対象にした特別講演会の中で、「故筑紫哲也氏がしばしば口にしていた自由の気風が、筑紫氏のサブキャスターを務めて以来自らの活動の軸となった」と語り、「琉球が日本本土に入って以来、沖縄は物理的精神的に辛酸をなめ続けてきた。軍隊は決して住民を守らない。その耐え難い苦渋はしかし、本土・中央では少数意見として軽く扱われている」と、今回の映画に通じる問題を語り、聴衆を強く引き寄せた。

興味関心のある方は、映画館に是非足をお運びください。
>> ユーロスペース
>> 映画公式サイト

(報告:副会長・宮阪)
 
 
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