学校長挨拶Greeting

平成26年新年挨拶力強く生きる久我山精神

 國學院大學久我山中学高等学校同窓会久我山会の皆様、新年あけましておめでとうございます。ご家族の皆様とともに、穏やかな新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 この一年、運動部の試合や文化部の発表会等におきまして、多大なる応援、ご声援を頂きましたことに深く感謝申し上げます。各部の活躍の状況につきましては部活動応援コーナーを是非ご覧下さい。さて、この会報が年末に届くということで。サッカー部は一昨年と同様、全国に駒を進め、国立競技場で開会式後の開幕戦に出場します。国立競技場最終章の幕開けを飾ります。また、バスケットボール部も東京体育館で開催のウィンターカップに出場します。応援の程宜しくお願い申し上げます。
 ところで、久我山における生活は学習を軸足に営まれています。しかし、生徒たちは勉強だけではありません。部活動にも、生徒会活動にも真剣に取り組んでくれています。目指すところは、「部活だけ強ければよいのであれば別の学校が、勉強だけできればよいなら、やはり別の学校があります。部活でも活躍し、そして自分の将来のために入りたい大学を目指すなら久我山を選択しよう。」です。文武両道は容易いものではありません。しかし目指したいと思っています。昨年、指定校推薦で大学を目指す運動部の生徒が面接で言いました。「自分は、久我山で文武両道できたと思う。しかし、更に高いレベルの文武両道を目指すために○○大学を目指しています。」と。大変嬉しかったです。と、同時にその生徒が頼もしく見えた一瞬です。
 校長就任以来、入試説明会の挨拶、その他の機会において次のようなことを話してきました。
 「いま学校の、というより大人としての務めは、子供達に『社会で生き抜ける力』を身につけさせることです。そのために、『自己肯定感を持てるようにすること』『耐性を培って自己解決能力を身につけること』『自分の思いを人に伝えることできるように発信力を身につけること』です。」私たちは,久我山精神をもって、力強く生きていける生徒を育てることに邁進致します。
 卒業生の皆様から母校を見れば不足は多々見受けられるかも知れません。しかし、今の生徒達も、皆様と同様に夫々に目標をもって力強く、大きく成長しようとしています。同窓の皆様方には、是非暖かい目で見守り、励まして下さいますよう年頭にあたりお願い申し上げます。

(「会報」第52号より転載)
↑